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AMDシェア1位に!インテル敗れる

過去:CPU買うならどっち? 投票結果
過去:Intelの技術者が発言 「Pentium D は急ぎで作ったもの」
参考:きょうは「Athlon 64 X2」「Pentium ExtremeEdition」でデュアルコア頂上決戦を堪能した(ITmedia)
 9月の米国デスクトップCPUのシェアはAMDが52%でインテルが46%。月間売り上げで初めてインテルを上回ったそうです!HP Pavilion a1130nが売れまくったのが直接の原因。ですけど、これはインテルがいろんな戦略を読み間違えたために起こったのです。
 インテルはPentium 4になって、クロック数を上げやすくする代わりに、1クロックの処理能力を落とすアーキテクチャを採用してきました。反対にAMDはクロック数を上げずに1クロックの処理能力を上げるような製品を開発していきます。 クロックが高くなってくると発熱と消費電力の問題が大きくなってきて、Pentium 4はヤバイくらいに熱いCPUになってしまいました。NECは水で冷やすし、ソニーは筐体のど真ん中に穴を開けるしで、電機メーカーはパソコンを冷やすのに大騒ぎです。>>続き

 さらにコア部分を2個搭載した「デュアルコア」と呼ばれるCPUでAMDに遅れをとったのも大きな敗因です。AMD Athlonの64bit版は最初から将来的にデュアルコアになることを見越した設計になっていましたが、Pentium 4はそうではありませんでした。実際は、インテルとAMDがほぼ同時期にデュアルコアCPUを発売していますが、Pentium DはPentium 4をそのまま2個くっつけただけのCPUです。インテルの技術者も「Pentium D は急ぎで作ったもの」 だと認める発言をしています(笑)。
 一方で、ノートパソコン用CPUである「Pentium M」はクロック数を上げないPentium III系のアーキテクチャで低消費電力と高性能を実現しています。こちらはPentium 4とは違って、イスラエルのチームが開発をしているもので、自作パソコンマニアは最近はPentium Mを使う人が増えています。省エネで高性能のCPUなのでこちらは大好評です。 2006年後半に登場するインテルの次世代CPUでは、このPentium Mの発展バージョン(開発名:Conroe)がデスクトップ用として登場する予定。今はAMDが優勢ですけど、来年はどうなるかわかりませんね。

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