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コラム:昔、ゲーム音楽コンポーザーはハード技術者にも近かったという話

浜渦さんが退社されたことを受けてのコラム。 要約すると、昔のゲームミュージックの作曲者は、ハードに精通している必要があったために技術者に近かった。けれど最近はハードの性能が上がってどんな音楽でも流せるようになったから、特殊技能は不要になった。『会社が経営難で人員整理をする場合、内部で大勢のサウンド部門を持たなくても、必要なときに外注に頼めば、と考える経営者がいても不思議ではありません。』というかんじの内容。 (ゲームミュージックなブログ)(情報元:カトゆー家断絶さん)

 ぼく的にはちょっと違う考えを持っていまして、ゲーム会社はゲーム作曲者を社員としてまるがかえしたほうが得なのではないかと思っています。>>続き

  というのも、作曲者と外部契約をする場合はJASRACを通したりすることがよくあるからです。 最近よくある「リメイク」版を発売するときにも、そのたびに作曲者やJASRACに許諾を得る必要が生じたりしてめんどうです。(まぁこれは契約時にリメイクまで規定しておけばよいですが)。 昔のドラマをネット配信するときに当時の出演者全員から許諾をとらないといけなくて、配信できません><; なんて話は聞いたことがあるかもしれませんが、それと同じです。20年も前のゲームをリメイクする!ってなったときに当時の外注アーティストを探し出して許諾をもらうなんてのは骨が折れる作業です。 

  一方で、ゲーム音楽の作曲者が社員であれば、そんな心配はありません。作品の権利は会社に帰属させることができるので、JASRACを通さずに好き勝手に楽曲を使用できます。その人が退社してもリメイクできますし、ゲームショウなんかで上映したりも自由にできます。実際にサントラのCDを見ればわかりますが、ほとんどのゲーム音楽のCDにはJASRACマークは入っていません。入ってるのはドラクエくらい?(すぎやまこういち氏はJASRACのエライ方ですからね)。 

  とゆーわけで、権利関係というひとつの側面からみると、ゲーム会社はゲーム作曲者を社員としてまるがかえしたほうが得なんじゃないかなあと思うのです。 そうなると、元記事で問題提起されているなんで浜渦氏らは退社したのか?という理由については、「会社側の意思」ではなくて、「本人の意思」なのではないでしょうか。

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