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原発事故が浮き彫りにした東電の権力構造

東京電力の社内で原発部門がどんなかんじなのか?とか、幹部と政治家とのつながりはどんなかんじなのか?といったあたりを報じた記事。 (日経)

半面、原発部門は電力会社の稼ぎ頭でもある。償却が進んだ古い原発ほど利益を生む。会社への貢献度が高いのに人事で厚遇されない原子力部門は、同じ会社の他部門よりも他社の原発部門などと交流を密にし、業界横断的な「原子力村」をつくりあげ、他部門は口出しできない雰囲気ができあがっていった。

なるほど、社内では原発は聖域となっていて干渉しにくかった模様です。 週刊ダイヤモンドの記事によれば、事態が発生してからは、本店側はベントするのを渋っていて、現場の発電所長へは直接政府から指示ができず、はがゆい場面もあったようです。

福島第1原発の現場責任者は、吉田昌郎・執行役員発電所長である。その陣頭指揮は光っていたようだ。「吉田所長は勇敢で現実的だった」と政府関係者は言う。「しかし、本店を経由してしか現地に連絡できなかった。だから12日朝、菅直人総理がヘリで現地に飛び『ベントしろ』と言った。吉田所長の背中を押しに行ったんだ」(政府関係者)。

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