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テキサスで発生した地震、シェールガス採掘場が地震の震源地である可能性が高い

先週の土曜日にテキサス州で発生したマグニチュード 3.4 の地震について、テキサス大学 Cliff Frohlich 准教授によるとシェールガスの採掘によって発生している可能性が高いそうです。 シェールガスというのは最近発掘できるようになった新しい資源。地中の岩盤の中にたまっているガスめがけてパイプをぶち込んで、そこに高い水圧をかけて岩盤を割ってガスを取り出すというもの。

頁岩は浸透率が低いので、商用量のガスを生産するためには人工的にガス採取用のフラクチャー(割れ目)をつくる必要がある。過去、シェールガスは頁岩層に自然にできた割れ目から採取されていたが、2000年代に入ってから水圧破砕(英語版)によって坑井に人工的に大きな割れ目をつくってガスを採取する技術が確立し、更に頁岩層に接している坑井の表面積を最大にするために水平坑井掘削技術(英語版)という技法で10,000フィート (3,000 m)もの長さの横穴を掘ることが可能となった。これらの技術進歩の結果シェールガス生産量が飛躍的に増加しシェールガスブーム、シェールガス革命などと呼ばれるようになった。(Wikipedia

岩盤を割るために高圧の水を注入するから、それまでくっついて耐えていた断層に水が入ってきて滑りやすくなったのではないかとのこと。
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シェールガスは日本でも次世代の資源として注目されていますから、地震大国の日本で採取しても安全なのかどうか、アメリカよりも厳しい目線での評価をお願いしたいですね。(スラッシュドットジャパン)

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