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日本の論文数だけ先進国で異常な減少をしている

鈴鹿医療科学大学学長が日本の論文数がここ数年で減っているという指摘をしています。エルゼビア社の学術文献データベースによると、減少しているのは先進国で日本だけ。元記事では国立大学の法人化が原因だ!のような決め付けをしておらず、多角的な視点で分析されています。Twitterには様々な意見が寄せられていますが、技術立国を目指す日本がこのままでいいのか、事実は事実として正面から受け止める必要があると感じます。(Togetter)
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さて、この図をみると、少し太めの赤線で示されている日本の論文数が、多くの国々の中で唯一異常とも感じられるカーブを描いて減少していますね。いつから減少しているかというと、国立大学が法人化された翌年の2005年から増加が鈍化して2007年から減少に転じています。他の国はすべて、右肩上がりです。

(中略)
 そんなことから、裁量を増やしたたことが論文数の停滞~減少につながったのではなく、法人化と同時期になされたさまざまな政策、たとえば運営費交付金の削減や、新たな運営業務の負担増、特に附属病院における診療負担増、政策的な格差拡大による2番手3番手大学の(研究者×研究時間)の減少、などが影響したのであろうと考えています。

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