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スクエニ松田社長、スマホ重視からハイエンドとの両輪へ路線変更を明言。 「FF7リメイクの反響は想像を超えた」「ハイエンドゲームは我々のアイデンティティー」

スクエニ松田社長
スクエニ松田社長へのインタビュー。 2013年に和田氏から社長を交代してからというもの、家庭用ゲーム機への回帰を明確に打ち出し、今年は「SAGA2015(仮)」「ディシディアFF」「スターオーシャン5」「ニーア新作」そして「FF7リメイク(仮)」と、スマホ以外の大型タイトルを矢継ぎ早に発表。スマホ向けとHDリマスターばっかりだった流れから一転し、「スクエニ変わったな」という声が多く聞かれるようになりました。 こうした路線変更について、その意図を次のように語っています。

ハイエンドとスマホ向けのライトなものとの両輪ですね。ハイエンド向けのものは、つねに最先端技術にキャッチアップしていくということに加えて、ブランドへの投資という意味合いもあります。ハイエンドゲームは我々のアイデンティティーを表すものだと捉えていますから。スマホ向けでは、いままでと何か違うものを提案する、ということにチャレンジできますので、そういった意味で大切です。

つまり、ハイエンドゲームこそが、スクエニがスクエニでいる理由だと言っています。また、「ブランドへの投資」という言葉からは、時には利益を度外視してでも戦略的にお金をかけてブランド価値を高める姿勢をうかがい知ることができます。

一方、新しい取り組みである「Tokyo RPG Factory」については次のように説明。

王道でストーリードリブンなRPGを作るスタジオです。インディーゲーム開発のようなやりかたで、作りたいと思うものを、賛同してくれるクリエイターといっしょに作る、という作りかたでやっていきます。

スクエニはほかにもインディーズ支援プロジェクト「Square Enix Collective」を行ったり、新しい作品を社内外問わずに生み出す取り組みをはじめています。こうした新規タイトルの発掘については『3作目に大ヒットが期待できるまでに育ったら規模を大きくする。3作目で成功してくれれば、それで構わないと思っています。』と1作目2作目がヒットしなくてもじっくり育てる持論を披露。これらの戦略をぜんぶ行うとお金がいくらあっても足りなさそうですが、それをやりくりすることこそが社長の本業だとも言えます。期待、してます!(ファミ通)

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