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スクエニ、FF15の12言語同時開発の裏側を講演! 中国語版では規制でモンスターも変更に

スクエニは、ゲーム開発者向けのカンファレンスGAME CREATORS CONFERENCE’18で「Road to XV ~ FINAL FANTASY XVで12言語同時発売できるまで ~」と題したセッションを行い、FF15におけるローカライズについて講演しました。

ローカライズでは様々な苦労があるようで、キャラクターの口パクを各言語に合わせたり、ノクトたちがフィールドでランダムに会話する雑談の自動生成ルールのロジック部分から各言語用にしたり、単数形・複数形がある言語は画面のメッセージも「Potion」なのか「Potions」なのか買えるようにしなきゃいけないし、さらに男性名詞と女性名詞がある言語にはそれ用にプログラムしなきゃいけないしなどなど、日本語のゲームを作るのとは違った興味深いノウハウが語られています。特に中国語版ではレーティングが厳しかったそうで、

 シヴァの露出を抑えるためにタイツを着せたり、簡体字のロゴを新たに作成したり……といった対応はまだまだ序の口。ドクロ型モンスターがNGだったために、スケルトンを生き返らせる必要まで出てきたそうだ。

とのこと!

ロゴも変えなきゃいけないってのは政府のどんな意図があるんだろうか…。多言語版の開発がただの言語だけにとどまらず、プログラムやコンテンツの中身にもおよぶ難しいものだということがよくわかる内容ですね。

スクウェア・エニックス (2018-03-22)
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