スクエニは、2018年3月期決算（2017年4月〜2018年3月）の決算を発表しました。それによると売上2503億円（前期比-65億円）、営業利益381億円（同＋69億円）で減収増益となりました。
セグメント別ではHDゲーム事業が大型タイトルが減少（ドラクエ11のみ）したものの、既存タイトルのダウンロード販売が好調でそれを補う形となりました。これにより売り上げが270億円減る中でも営業利益は増えています。
MMO事業はFF14とドラクエXの両方で拡張パックを発売したことと、会員数増加で売り上げが90億円増の318億円、営業利益も100億円以上を稼ぎ出しています。
スマホゲーム事業は売り上げ938億円と前期から100億円増え、営業利益も200億円を超えて成長を続けています。
ゲームセンター事業、出版事業、グッズ事業は売り上げ・利益ともに安定的ですが、出版事業は売り上げ・利益ともに前年度なみで、特にマンガ村による悪影響は数字の上では確認できませんでした。（アレがなければ本来はもっと伸びていたのかもしれませんが） 電子書籍の販売比率は増加しており、20%を超えているようです。
2018年度は「複数の大型・中型タイトルのローンチにより増収を見込む。」としており、キングダムハーツIIIをはじめ未発表タイトルが期待されます。時期的に今年度発売タイトルは6月のE3で発表される可能性が高いです。
