◆めっつぉ:スクエニ&ガジェットニュース

FF7が殿堂入りしたの博物館National Museum of Play”The Strong”に行ってきた!

今月初めにお伝えした通り、米国でFF7がゲームの殿堂入りを果たしました。ということで、それが常設展示されているという博物館「National Museum of Play”The Strong”」に行ってきました!ここはゲーム以外にも様々な「遊び」に関する展示をしている博物館なのですが、ゲームの展示も想像以上の規模でした!


場所はニューヨーク州のローチェスターというところにあり、ニューヨークから車で5時間半、ボストンからだと6時間かかります。はっきり言って、普通の観光客はまず行かない田舎です。ナイアガラの滝からだと1時間半で行けるので、両方ともまわることにしました。片道740km、東京から広島県の尾道までの距離に相当する長旅になりました…。


建物の外観はこんなかんじ。とても大きいです!無料の駐車場もたくさんあって、たくさんの親子連れが訪れていました。


中に入るとキャプテンアメリカがお出迎え!ちょっとこれ興奮しますね…!


館内は二階建てになっていて、一階は子どもたちが遊べるアスレチックや、大人の生活や仕事が体験できるアトラクションになっています。スーパーマーケットで疑似的に買い物ができたり。

これはATMですね。電話なんかもありました。子どもと一緒だったらここだけでも一日遊べそうなかんじでした。


2階に上がると「おもちゃの殿堂」があります。アメリカの歴史を彩った様々なおもちゃたちが所狭しと展示されています。とにかく物量がすごい。

そして、

ビデオゲームのコーナーもあります!


ビデオゲームだけでなく、様々な「ゲーム」があり、その中の一ジャンルとしてビデオゲームがあります。

まずは歴史から。

1970年代のゲーム。アップルIIや家庭用ゲーム機の先駆けとなった「Atari 2600」など、貴重なハードウェアの実機が展示されています。


続いて1980年代。右下におなじみ「ファミコン」があります。


1980年代もういっちょ。アメリカでのファミコンにあたる「NES」が展示されています(左下)。そして、初代ゲームボーイも!


そして1990年代!ゲーム機戦争が本格的になってきたころですが、その勝者となった初代プレイステーションが中央に。


バーチャルボーイ、ピカチュウ64や、ネオジオポケット、FF10も!


そしてパナソニックの3DOリアルが!!


さらに、セガのキッズギアやバンダイのワンダースワン、ワンダースワンカラーまでも展示。


そして2000年代はもうおなじみで、Wii UやPS4など2010年代まで含めた展示になっていました。ちなみに、Wii FitやPS3なども別のところに展示がありました。FF13がばっちりど真ん中に鎮座していますね。

お次はアーケードゲーム機。

このとおり、広い館内にものすごい量のアーケードゲーム機がプレイアブル状態で展示されています!保存状態良すぎ…!


写真で紹介しているのはほんの一部。


「スーパー」がつかないただの「マリオブラザーズ」。マリオのタイトルはここから始まったわけですが、実機を初めて見たかも…!

他にも、キャラクターに焦点を当てた展示や、音ゲーなど、いろいろな切り口でゲームを展示しています。特にアメリカらしいなと思ったのが銃規制。

アメリカで銃乱射事件が起こるたびにやり玉に挙げられてきたゲーム。表現規制をテーマにした展示。


ファミコン用の銃型コントローラ「光線銃シリーズ」も!

そしてそして、ゲームの殿堂コーナー。

いやーもういろんなタイトルがあります。

パックマン、スーパーマリオブラザーズ、テトリス、ソニックザヘッジホッグ、ワールドオブワークラフト、ドゥーム、グランセフトオート、ポケモン。


フォールアウト4


ストリートファイター

そして、実際にプレイできる巨大ファミコンのとなりに

ファイナルファンタジーVII!


日本と米国のソフト本体に加えて、ブルーレイのFF7アドベントチルドレンコンプリート、PSPのクライシスコアFF7も飾られています。書籍は左側がメモリアルアルバムの復刻版と、右側がソフト同時発売の公式ガイドブックですね。日本のものが展示されているのが面白いです。なお、どちらも出版社のデジキューブは破産しています。左右のフィギュアはバンダイのエクストラナイツシリーズで、中央はスクエニの「PLAY ARTS改」のセフィロスですね。


殿堂入りの理由としては、FF7がJ-RPGを全世界的な人気ジャンルに押し上げたことや、最新の3D技術で描かれるフルモーションカットシーン、心をとらえて離さないストーリー、シリーズ初となるヴォーカル(これたぶん片翼の天使のこと)、世界で1000万本以上の売り上げでプレイステーションにおいて2番目に売れたタイトルであることを挙げています。


映像としても展示されていました!

ということで、FF7の展示はもとよりゲーム産業全体の歴史を後世に残すとても充実した展示となっていました。こういう博物館は日本にこそあってほしいところです!あくまでアメリカから見たゲーム史なので、シャープのツインファミコンないし、PC98のゲームないし、PCエンジンないし、ピピンアットマークないし、なによりドラクエが無い!! 日本にも作るべきだと強く思いました。セガのオービィ横浜なんかに併設すればよいんじゃなかろうか…。

オマケ:

あんた、めっちゃ髪フサフサでイケメンやんけ…!!

関連:
博物館の公式サイト / 日本語の案内
FF7がアメリカでゲームの殿堂「World Video Game Hall of Fame」に選出される!ニューヨークの博物館で常設展示

モバイルバージョンを終了