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CGに革命。NVIDIA、リアルタイムにレイトレーシングが表示できるGPU「Turing」を発表!

NVIDIA Turing

CG技術の10年に一度級の発表が来ました! カナダで開催中の国際会議「シーグラフ」の基調講演でNVIDIAが新GPUアーキテクチャ「Turing」と、それを採用した製品「Quadro RTX」を発表しました! これまでのGPUの心臓部であったシェーダのCUDAコアに加えて、深層学習向けのTensorコア、そしてレイトレーシング向けのRTコアの3種類のコアを搭載しています。これによって、これまでのGPUでは不可能だったリアルタイムCGとしてレイトレーシング方式のレンダリングを行うことが可能になっています。

レイトレーシングとは、光の線をシミュレートして物体を描くCGの方式で、とてもリアルに表示できる反面、処理が重いためこれまで映画などのプリレンダ用が主な用途でした。初代PSからPS4に至るまで、ゲームなどのリアルタイムCGにはもっと処理の軽いラスタライズ方式が使われてきました。
参考:レイトレーシングとラスタライズの違い

GPUのアーキテクチャが大きく変わったことで、それに対応するためのゲームエンジンも今後大きく変わっていくことと思われます(主要エンジンは対応を発表済み)。そして、そのゲームエンジンを採用する各ゲームも大きく変革していくのではないでしょうか。今回の発表ではプロ向けのQuadroシリーズのみでしたが、一般ユーザ向けのGeForceシリーズもこの技術が採用された製品が投入するものと思われます。具体的な発表に期待しましょう!

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