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下村陽子氏インタビュー「息子を産む20時間前までキングダムハーツ の曲を書いていた」

「ストリートファイターII」や「キングダムハーツ」「聖剣伝説LoM」なとで有名な作曲家の下村陽子さんへのインタビュー記事をご紹介。カプコンに入社した経緯やスクエニに移籍した動機など人生の転機となった出来事が語られています。

前年の4月に入社した先輩は、12月にはファミコンカセットの作曲をバリバリやっていましたからね。初代の「ロックマン」は、1年先輩の松前真奈美さんが新人の頃に手掛けた作品

当時、下村さんの一年先輩がすでに有名な「ロックマン」を作曲していたのに比べ、なかなか作曲できずに焦りがあったそうです。転機となったのはやはりストリートファイターII。しかし以外にもそれは偶然の出会いでした。

たまたま手が空いた時に「次はAとBとCがあるけどどれにする?」と言われ、選んだのがストⅡでした。

ストIIの成功後、RPGの楽曲を作るチャンスを求めて、スクウェアに移籍。スクエニではライブ・ア・ライブ、スーパーマリオRPG、聖剣伝説レジェンドオブマナなどを手掛けられ、キングダムハーツ発売後の2003年に退社。そこで落ち着けるかともったのも束の間、キングダムハーツ続編のオファーがあり、出産にもかかわらず作曲に従事していたそうです!

ありがたいことに退社直後にスクウェアからお仕事をいただき、第1作から担当していた「キングダム ハーツ」も続投してほしいというお話があって。結局、ほとんど休めませんでした。息子が生まれる20時間前まで曲を書いていましたからね。夕方の4時まで曲を書いてデモ音源を出し、その足で病院へ行きました。産後も2カ月間休んですぐに復帰しましたよ。

ゲーム・ミュージック 下村陽子
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