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FF16吉田Pがラジオ出演で語った!「アクションとストーリーにフィーチャー」「世の中の良さも辛さもわかっている人が、またFFっていう世界で燃えられる」

2月22日にTOKYO FMで放送されたラジオ番組『ONE MORNING』にゲスト出演したスクエニの吉田直樹氏がプロデューサーを務めるFF16についてコメントしました。ラジコで2021年02月24日 22:42まで聴けます。FF16のところだけがクローズアップされていますが、せっかくなのでインタビュー部分をテキスト起こししました。インタビューアは声優の鈴村健一さんです。


鈴村:ゲームクリエイターを目指したきっかけは?
吉田:家の向かいに住んでた友達がファミコンを買って、スーパーではない方のマリオブラザーズをプレイさせてもらって、テレビの中の映像を動かせることに衝撃を受けて。しかもマリオはシンプルなゲームだが、2人だと協力プレイもできていがみ合いもできる。シンプルなルールなのにこんな遊び方が変わるんだと衝撃を受けて、そのころから根拠もなく自分はゲームを作る人間になると言ってました。

鈴村:今はFF14のプロデューサー&ディレクターですが最初はオリジナルメンバではなかった?
吉田:そうです。最初はかかわってなかった。はっきり言うと、初期FF14は世紀の大ゴケ。世界中から非難を受けていた時に、会社からやってくれないかと言われた。まぁ全権もらえるならがんばりますよと言いました。

鈴村:FF14の立ち上げは本当に事件だった。このV字回復はとんでもない手腕。つらかったことは?
吉田:基本ポジティブで、引き継いだFF14を自分でプレイした時に、これはなかなかだと思っいました。逆にこれ以上悪くなることはないよと思いました。何をやっても現状からみるとプラス。一個づつやると達成感も得られる。お客様の声を聴いて、プレイヤーの皆様と同志でありたい。プレイヤーの皆様もよくなることを目の当たりにするし、僕らもモチベーションがそれによって上がるしと、その繰り返しでやってきました。

鈴村:これからクリエイターを目指す人に向けてアドバイスは?
吉田:どんなに簡単でもいいからプログラムを覚えて欲しい。プログラムって聞くと難しく感じるが、英語みたいなもんです。コンピュータと対話するための言語。理路整然とこうして欲しいああして欲しいとコンピュータに伝えると、そのとおりに動いてくれる。これによって論理的な思考が得られる。ゲームは、エンターテイメントの中でも「面白さ」は感覚で難しい。だけど、コンピュータにプログラムをしないとゲームにならない。論理的思考を身に着けることと、面白さを形にすることが身に着きます。

– ここで音楽 BTS “Dynamite”-

鈴村:BTSのDynamite 、なぜ聞いてるんですか?
吉田:みんな在宅だけど、僕だけ会社に行っています。仕事は個人部屋で、BTSをよく流してます。ダンスがすさまじいレベルだし、聴いてて元気になる。コロナ禍で元気をもらいたくて聴いてます。

鈴村:ゲーム内でバトルや釣りや麻雀もできる。今後FF14はどうなる?
吉田:もう10年以上やってますが、つい最近、次の拡張パッケージを発表しました。それによって、この10年やってきた物語に決着がつきます。テレビドラマでいうと、今シーズン4で、次5みたいな。そこで一回どーんと決着をつける。一旦綺麗に終わるので、今からでもぜひプレイして欲しいです。

鈴村:先週、Twitterでも大量にツイートが来て、みんな僕をFF14に引きずり込もうとしてくる。全然できますよ鈴村さんて。ものすごい誘惑されてて、始めるだけ始めようかなという気持ちになっている。10年続いてきたものを僕らは体験できるわけで。それは面白いですよね。

吉田:過去のシーズンは、後追いしやすいように、レベルが上がりやすいように、テンポよくストーリーを追いかけていけるように調整しています。

鈴村:10年の蓄積があるけど、追うのに10年かかるってことじゃないわけですもんね?ほんと今からでも間に合うと。

鈴村:FF16のプロデューサーも担当されているということで、これは聞けることが少ないと思いますが、ズバリ聞きますが、どんなゲームになりそうですか?
吉田:トレーラー1本だけ出させていただいているが、今回はかなりアクションに寄った、ストーリーとアクションをかなりフィーチャーしたFFになっています。

鈴村:FFはタイトルごとにゲームシステムが違うことが有名ですが、今回はアクションに寄っているということで、今までのプレイヤーでアクションが苦手な人向けの対策はあるんですか?
吉田:もちろん。ストーリーをとにかく楽しんでもらいたいところはFFシリーズとしては強いので、ストーリーに集中したいよという方むけのモードを用意して、サポートのアクションは充実しているので、簡単操作でサクサク楽しめるというようなものは用意する。あまり心配なさらないで大丈夫かなと。

鈴村:それを聞いて安心しました。ストーリーはどうなりますか?

吉田:ツッコミますねぇー。いやあ、言えることがまだちょっと少ないんですけど、僕、もともとFFシリーズFF1からリアルタイムにやってきている世代で、そんな僕も50が見えるくらいになっているので、今回は今のFF14もそうですが、自分自身も現実で成長してきている。そういった世の中の良さも辛さもわかっている人たちが、またFFっていう世界で燃えられるみたいなところを目指しています。

鈴村:難しいですねぇ。僕ははぁーそうかーと思った。今までプレイしてきた人たちは蓄積した何かがあると思うし、それはファイナルファンタジーに対しても、リアルな人生においても。なんか、そこもちゃんとストーリーに乗っかるわけですよね?

吉田:そうですね。大人になってみてわかる苦悩があると思うので、FFで育ってきた人たちが、現実も知った上で、ファンタジーも楽しめるというか、何か得られる、考えるというところは今回、主題にしたいなと思っています。

鈴村:いっぱい聞きたいことあるけど、時間が来ちゃったなぁ。

吉田:危ない。これ以上は危ない。怒られます。

鈴村:システム面とか聞きたかったんだけどなぁ。じゃあ、これくらいにしときます!

吉田:すいません、これでもだいぶサービスしたところだと思います!

鈴村:最後に宣伝があればどうぞ。

吉田:現状レベル60まで、RPGでいうとまる2本分無料で遊べるようになります。パッケージはいいです。とにかく、一回無料で世界中の人たちと冒険をするというのを経験しに来てもらえればと思います。

鈴村:ありがとうございました!

参考:FF16公式サイト

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