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植松伸夫氏がFF3のBGMの秘密を明かす!

限定イベント「ff ~植松が音楽のことを語りたがってるんですけどよろしかったでしょうか?(仮) vol.2」で語られてた植松伸夫さんによるFF3の音楽の秘密について、Game Watchが書き起こして記事にしていますのでご紹介します。

「悠久の風」でエコーっぽい表現ができているのは、エフェクトが無い中で同じ音を時間をずらして鳴らしているからというのは有名な話ですが、そういった知られざる工夫点がいろいろ語られています。特に興味深かったのは、ファミコンの同時発音数4音を超える「5音」でできている曲がある点。

ある日、中村氏が「植松さん、なんか色々いじっていたら音が鳴るんですよ」と恐る恐る報告してきたのだそうだ。そこで実際に植松氏が確認をしたところ、何かキックドラムのような音が鳴っていたのだ。
(中略)
「容量の関係でほとんど使われることはなかったけれど、実はファミコンにはふたつの矩形波と、三角波と、ホワイトノイズという合計4つのトラック以外にもPCM音源が使える5トラック目が用意されており、そこにキックドラムのサンプリングをしたのではないか」

FF3というと、ナーシャ・ジベリ氏によるファミコンのバグを活用した飛空艇の高速スクロールが知られていますが、音楽にもそんなバグっぽい偶然のテクニックが使われていたんですね!

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