いなくなってしまったepステーションのこと、時々でいいから、思い出してください。 とゆーわけで、自分の家庭のHDDに番組を自動で蓄積していって好きなときに再生するタイプの放送が始まるようですよ。 Gyaoのようなインターネットを使った放送形態では、視聴率が上がれば広告収入が増えるけど、いっしょにサーバ&回線の負荷も増大してしまうというジレンマを抱えています。東京タワーがあれば1人でも何千万人でも受信できる電波放送にはかないません。一方で、今のテレビ放送は「好きなときに好きな番組を」見れませんよね。 今回の方式はその「いいとこ取り」を目指すわけです。 いやでもほら、ソニーのアレを買えば現行アナログ放送でも…。 (日経)
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コメント (2)
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ep、懐かしい。
当時、関係会社の一員としてepのプロジェクトに絡んでました。出口が見えない辛いプロジェクトでした。
蓄積容量が20Gなんて少なすぎる。端末機が8万〜10万なんて高すぎる。全員月額課金させるなら、最低でも映画とMTVとスポーツくらい揃えないと絶対無理。などと現場では下っ端の身分でみんなで言い合ってたんですが、結局各社数百億に及ぶ出資をドブに捨てつつ、本格サービスインは伸びに伸びて自然消滅。
CM枠も取っちゃってたから、一時期は、epのブランド告知CMとか、小池栄子を使ったHDDレコーダーとしてのCMとかを流してましたね。
当時は、TVショッピングとパソコンのEC市場の大半がこっちにシフトするとか、TVCM並の料金でスポンサーを集めてインフォマーシャル専門チャンネルを作ろうとか、上の方の人々はバラ色の未来図ばっかり語ってましたね。
おそらく、視点が双方向TV媒体、ってところに傾きすぎてたのが敗因だったかと(文字放送やキャプテンシステム以来、TVの双方向化は、ずっと夢のままですね)。
本来リビングにあるテレビは、遠くから眺めるような受け身のメディアであることが存在価値なわけで。双方向なら画面との距離が近いPCや携帯に任せるべきというのが、自分の持論です。
単純に番組蓄積型放送で広告収入、ってだけでほそぼそと始めていれば、HDDの値下げなどで時代が着いて来るのを待てたんじゃないかと。
先行者利益の獲得と、時代が早すぎた場合のリスクと。最新技術の消費者向けサービス化は、常にその葛藤ですね。
思わぬところで生の感想が(笑)!
サービス終了後に3万円弱で放出されたep-T100をBSデジタルハイビジョンのチューナとして買ったのですが、
ハイビジョンでロードオブザリングをHDDに録画したら、たったそれだけで容量がいっぱいになってしまったのです。
時代を先取りしすぎだ!と実感した瞬間でした…。