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高橋哲哉氏が海外誌にゼノギアスのディスク2がノベルゲーム化した問題に言及!「ディスク1で終わる可能性もあった」「私の選択は正しかったと思います」

ゼノギアスのサムネイル画像
FF7から一年後の1998年に発売されたスクウェアの名作RPG「ゼノギアス」。しかし、この作品はディスク2に入ると急に物語の展開が画面いっぱいにテキストで表示され始め、ノベルゲームのようになってしまいます。これについて、ディレクターの高橋哲哉氏が海外メディアのKOTAKUで語っていますのでご紹介。

正直言って、Xenogearsは新入社員、若手スタッフでプロジェクトが構成されていました。ゲームを開発する上で、これらの若い従業員の育成や教育を平行して行う必要がありましたが、3D技術は非常に新しく、スケジュールの遅れにつなりました。結果的に開発を完了させることができませんでした。

スクウェアの幹部は、ディスク1の最後、ソラリスから脱出したところでゲームを終わらせることを提案してきたそうですが、高橋氏はそれよりもストーリーを完結させることを優先し、現在のスタッフ数とスケジュールの残りの時間と残りの予算で最後まで描ききることを提案したそうです。結果として、あのような形になったわけですが、高橋さんは「私の決定は正しいものだと思う」と語っています。
 当時はエヴァンゲリオン第弐拾六話のような演出なのか等言われていましたが、やっぱり納期とコストの問題だったのですね。長年の謎が解けました。時間と予算の問題は今の大作JRPGも直面していて、FF13,15も落とし所に苦労のあとが伺えます。ゲームは芸術作品であると同時にビジネスでもあるので、このバランスをとるのは永遠のテーマと言えそうです。それはともかく、個人的にはゼノギアスをリメイクして欲しい!!(ATUTOMATON)
関連:The Real Story Behind Xenogears’ ‘Unfinished’ Disc 2(KOTAKU)

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