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東芝、テレビ事業を129億円で世界3位の中国ハイセンスに売却!REGZAブランドと雇用は継続

regza

東芝は日本で継続するとしていたテレビ事業の「東芝映像ソリューション」を129億円で中国ハイセンスに売却すると正式発表しました!現在の従業員約780人の雇用は維持し、引き続き日本国内でREGZAブランドのテレビの開発、販売、保守を行うとしています。東芝は2016年に白物家電事業を中国の美的集団に売却しており、またひとつコンシューマ事業が消えることになります。

売却先の中国のハイセンスは世界第3位のテレビメーカ。シャープから北米でのブランド使用権を取得し、北米で一定のマーケットシェアを獲得しています。一方のシャープは、北米に再参入しようとブランドの使用権を取り戻す訴訟を起こしています。

REGZAは日本では特に映像にこだわるマニア層からの支持を受けているテレビで、細かく映像のチューニングができたり、ゲーム用に低遅延を追求したモードを搭載するなど細部までこだわったつくりが高い評価を得ています。

筆者も今のテレビを買うときに、地デジの圧縮ノイズをうまーく綺麗に画像処理する技術は、店頭で国内某社のテレビと見比べて圧倒的に優れていると感じてREGZAを選んでいます。心情的にはいろいろありますが、中国の資本のもとで引き続き良い製品づくりをしてほしいなと思う次第です。PC事業をIBM、NEC(そして新たに富士通)から取得している中国レノボ社なんかは、日本人開発者とブランドをそのまま継続してうまくいってますからね。「大和研究所」とか。シャープも復活したし、中国の経営手法+日本の技術者という組み合わせはけっこうイケるんじゃないでしょうか…。

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