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スクエニ野村哲也氏がFF7リメイクとKHIIIの発表時期についてコメント

FF7リメイク

スクエニ野村哲也氏がイタリアのゲームメディア「Multiplayer.it」からのインタビューの中で、KHIIIとFF7リメイクの発表時期について言及しています。

以下、KH Insiderの英語訳を当方が日本語訳した内容です。2回の翻訳を経ていますので、オリジナルの野村氏の発言とは異なる内容・ニュアンスになっている可能性があることをご了承の上、お読みください。

ゲームをいつ発表するのかを決めるのはいつも悩ましい問題です。多くのゲーム会社が、発売が近づくまで発表しないようにしていて、それが一理あることはわかっています。しかし、私たちの場合は何も発表しなくてもファンからのプレッシャーがあり、発表前は「この作品を作っているか?」と聞かれ、発表後は「いつリリースされるの?」「いつ新トレーラーが出るの?」と聞かれます。ゲームが発表されたかどうかに関わらず、ファンは新しい情報を待っているんです。

できるだけ秘密にしていたい一方で、最近は情報がリークされることが多くなっています。私としては、リークや噂で情報が流れるよりも、我々が正式に発表した方がよいと考えています。特に、開発の一部を外部の企業に委託している場合には、情報がリークされるリスクが常にあります。さらに悪いことに、開発の途中で、人々が信じるニセの噂が出てきて、それがウソか真実か公式な回答を迫られることもあります。

ファイナルファンタジー7リメイクでも同じことが起こりました。私たちの発表が早すぎたことはわかっていますが、業界内でも開発に関するうわさが広がり始めていたため、秘密にしておくことをやめる決断をしました。

SNSで誰もが情報を発信でき、簡単に拡散させることができるようになった現代では、企業秘密を守ることは非常に難しくなっています。ゲーム開発は巨大で複雑になってきていて、膨大な人や企業が関わっていることもそれに拍車をかけています。そうした中で、長らく秘密を守るよりは、公にしたほうがよいという判断があったようですね。

一方で、例えばディズニーの映画だとか、秘密を守り通せている作品もありますので、どうやってガバナンスを効かせていくのかというのはスクエニの会社としての課題かもしれませんね。野村さんのようなクリエイターが余計な心配をせずに開発に専念できる環境を作って欲しいものです。

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