◆めっつぉ:スクエニ&ガジェットニュース

PSを支え続けたゲーム雑誌「電撃PlayStation」、3月28日発売号で定期刊行終了。表紙には野村哲也氏が描き下ろしイラストを提供

PlayStationが発売した1994年12月に生まれ、それ以来プレイステーションファミリーに特化した専門誌として業界を支え続けたゲーム雑誌「電撃PlayStation」が、3月28日発売号で定期刊行を終了します。同雑誌にはこれまで何度もスクエニの野村哲也氏が描き下ろしイラストを提供していますが、最後を飾るのもやはり同氏でした。プレイステーションの象徴的なキャラクターであるFF7のクラウドが大きく描かれたデザインです。

私も電撃PlayStationのディープな読者で、初めて買ったのは忘れもしないVol.32(1996年10月11日)でした。それから毎号回続けて400号か500号くらいまで買っていた気がします。

1997年1月31日には、FF7と同時発売で、ソフトと一緒にコンビニで買いました。

他誌ではあまり話題にならない良作ソフトを大特集したりするこだわりが人気で、発売元のSCEでさえ大した宣伝をしなかったPSの「高機動幻想ガンパレード・マーチ」を毎号大特集して大ヒットへと導いていった話は有名です。

また、白血病治療薬の開発をPS3で行うプロジェクト「Folding@Home」では、当サイトのチームに電撃PS編集長に参加していただき、本誌にも掲載いただきました。おかげで参加者がグッと増えて日本で有数の解析チームに成長しました。

業界の巨星が無くなってしまうのは大変に残念ですが、「定期刊行」ではなく別の形で今後も存続してもらえることに期待します!雑誌というメディアの形態が終わっても、やはりゲームにまつわるジャーナリズムの一つの形として続いて行って欲しいです。

KADOKAWA (2020-03-28)
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