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聖剣LoMを生み出した石井浩一氏と高井浩氏インタビュー!「レジェンドオブマナというタイトル案は30年以上前からあった」

聖剣伝説シリーズの生みの親である石井浩一氏と、レジェンドオブマナでバトルデザインチーフだった高井浩氏の2人がそろった珍しいいインタビュー記事がファミ通に上がってきましたのでご紹介。 ちなみに、高井浩氏はFF16のディレクターですね。 インタビューでは、石井さんがタイトル名の由来を紹介。なんと、聖剣伝説の第一作目でつけようと思っていたタイトルなのだそうです!

石井ユーザーが世界を作るシステムを、ゲームにどう落とし込むかを考えて、ランドメイクシステムを確立したんですが、これまでの『聖剣伝説』シリーズのゲーム性とは違っていたので、ナンバリングタイトルではないなと自分の中でははっきりわかっていました。それでサブタイトルをつけようと思ったんですが……じつは『レジェンド オブ マナ』というタイトル案は、30年以上前からありました。シリーズ1作目はもともと、『聖剣伝説』ではなくて『レジェンド オブ マナ』というタイトルにしたかったんです。1作目は、マナの樹とマナを主題にした作品だったので。

それほど思い入れのあるものだったのですね。ちなみに、聖剣伝説2の英語版のタイトルは「Secret of Mana」で、聖剣3は「Trials of Mana」。そして今作はそのまま「Legend of Mana」ですので、海外では連続性のあるタイトルになっています。

インタビューではいろいろ苦労話が満載で語られているんですが、石井さんがマスターアップギリギリまでいろいろ現場に要望を出していたようです。スケジュール的にはぎりぎりで、発売延期を画策するもダメだったという話が!

日本語版は、バランス調整もちゃんと行う時間もなかったので、河津さんには発売を1ヵ月伸ばしたいと交渉したんですが、ダメでした。当時はラインナップが立て込んでいましたし、PS2が発売される前に、PS1のタイトルはすべて出しておきたいというのが会社の方針だったので。ですから、海外版のほうがバランスはいいんですよ。

 ちなみに、今回のリマスター版は海外版のバランスがベースだそうです。

インタビューの最後には、FF16のディレクターを務めている高井さんに対してエールともいうべき熱いメッセージが!

石井 自分たちが大事にしていたこだわりを受け継いで、スクウェア・エニックスに残っているのは、高井と哲(野村哲也氏。『FFVII』シリーズ クリエイティブ・ディレクター)だと個人的には思っていて。とくに高井に関しては、ずっと近いところでいっしょに乗り越えてきたから。そんな高井が『FFXVI』のディレクターになっているのは、とても感慨深いよね。

インタビューでは、他にも会社で『ファイヤープロレスリング』遊んで下村さんに静かにしてくださいと怒られた話とか、オープニングは高井さんがバトル担当だったのになぜか作る羽目になった話とか、いろいろ面白い話がありますのでぜひ全文読んでみてください!

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