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FF7リメイクの小説について野島一成氏インタビュー 「スラム街でエアリスの家だけ大きいことに物語を与えたかった」

FF7のエアリスとティファの過去を描いた小説『FINAL FANTASY VII REMAKE Traces of Two Pasts』の著者であり、FF7シリーズのシナリオ担当でもある野島一成さんへのインタビュー記事をご紹介します。

「エアリスの軌跡」についてはCoda「絵画の中の調査隊」という章もありますね、そちらについてはいかがでしょうか?

野島:『FFVII リメイク』で、エアリスが幼少期を過ごした神羅ビルの一室が登場します。その部屋の壁には大きな絵が描かれています。あの絵も物語を求めているように見えました。それがスタートでした。

とのことで、FF7リメイクで登場するあの部屋に着想を得て話を膨らませていったそうです。

エアリスの家はスラムの中で特別な場所として描かれています。咲き乱れる花だけではなく、その敷地の広さ、しっかりした造りが目に付きます。全体として貧しいスラムにおいて、ゲインズブール家はとても裕福に見えます。この状況に物語を与えたいと思い、それがプロットの発端になりました。

同様に、ゲーム中にエアリスの家がほかの家より大きめになってしまっている点についても、逆にそこに理由をつけていく形で話を作っていったとか。クリエイター同士の相互作用で世界観がどんどんできていくのが、とてもFFシリーズらしいですね!

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