◆めっつぉ:スクエニ&ガジェットニュース

映画 「時をかける少女」 をみた! 笑った!泣いた!

ネット上をはじめとして、口コミで評判が広がっている「時をかける少女」。やっと見ることができました!東京で唯一の(※)上映劇場のテアトル新宿は毎回立ち見が出るほどの盛況との前情報どおり。午後2時ごろに現地に着いたところ、19時の回の整理券番号1ケタ台をゲットできました。 開場時刻になったら5番区切りで入場していって、席は自由席というシステム。客層は老若男女さまざま。カップルがちょっと多かったかな? 家族で見に来ていたちっちゃい子が映画中にケラケラ笑ってたりして、ああ、いい映画なんだなーとしみじみ思いました。 >>続き


 物語は、17歳の高校生「真琴」が時をかけるというもの(←そのまますぎ)。 バック・トゥ・ザ・フューチャーとか、クロノ・トリガーとかと同じように時間を行き来して物語が進んでいきます。いわゆるタイムトラベルモノ。 でも壮大なSFではなくて、タイムトラベルがすごく等身大にチマっと展開されるんです。 「昨日のプリンが食べたい」とかそんな目的のためにw。 だからとても身近に感じられてすぐ感情移入してしまいました。

 なんと言っても主人公、真琴!この娘がアホすぎる…。そしてまっすぐ。気持ちいいくらいに突っ走っていく。「若さってなんだ 振り向かないことさ
という言葉がものすごくしっくりくるかなw。いろんな意味で。主人公と一緒に笑って、泣いて、後ろめたくなって、愛しくなって、切なくなって。見ている人は忙しいですよw!

 家に帰って買ってきたパンフレットをパラパラ読んでいると、いろいろ思い出して「じわっ」と泣きそうになってしまっています。見ている最中にたくさん感動してハイ終わり!ではなくって、見終わった後に、さわやかで切ない「青空」みたいなものが残るんです。

 たぶんその中には、自分の高校生活を振り返ってノスタルジーに浸っている部分もあると思うけど、そんな感情になるのは、高校生活がとってもリアルに表現されているからだと思います。 きっとそれは、「声優さんはほとんど現役高校生」、「セリフがよい脚本」、「たくさんの学校をロケハンして描かれた背景画」……とかによって生み出されているんだろうなぁ。どっかにあるもん、あの高校。 「17歳ッ!」ってかんじ。

 あー、あと、歌もいいです。あれはヤバイ。声とメロディが切ない。流れてくるタイミングもまたぴったり。決壊寸前だった涙腺に一撃を加えていただきました。だばーーー。(←涙)  見ていた時には気がつかなかったけれど、歌詞もいいですね! さっき公式サイトの予告編を見ていて気がつきました。2回目見るときはチェックだー。

 僕は原作の筒井康隆氏の小説を読んでから行ったんですけど、読んでおいてよかったと思いました。もちろん、読まなくてもまったく問題なく楽しめると思います。
 原作の主人公、20年前の”時をかける少女”である「芳山和子」は、今作では主人公の「おば」として登場します。彼女のセリフの奥に20年前の物語をすかしてみると、言葉の重みが、切なさがアップするのですよ! それから、画面の端っこに微妙に映る小物で「うあっ」と思うところがちらほらありましたね。原作は100ページくらいの短編ですぐ終わっちゃうから、さらっと読んでから行くとよいかもです。

 酷くとりとめがなく書き散らしておりますが、結局なにが言いたいかというと、「オススメですので、ぜひぜひ見に行ってみてください」ということです! 映画を見終わった人はみな、周囲に勧めたくなってこのように口コミで広がっているんだと思います。

 2006年の夏を描いた作品なので、2006年の夏に見なきゃですよ!

 Time waits for no one.

 ↑ (゜Д゜)ハァ?

※公開当初は東京唯一でしたが、8/12からテアトル池袋で、8/26からシネセゾン渋谷でも上映中。

 

モバイルバージョンを終了