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FFの公式ピアノコンサート「PIANO OPERA」に行ってきた! FF7/8/9を中心に17曲が演奏

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スクウェア・エニックスが主催したFFのコンサート「PIANO OPERA music from FINAL FANTASY」に行ってきました。歴代FFの楽曲をピアノソロにアレンジしたCD「PIANO OPERA」を演奏するコンサートで、元スクエニで作曲者の植松伸夫さんと、CDで編曲と演奏を担当したピアニストの中山博之さんが出演。 当初は2回公演の予定でしたが早々に完売したため追加公演が行われています。 2012年にも「PIANO OPERA」コンサートが行われていますが、今回もアットホームな雰囲気の植松さんらしいコンサートになりました! >>続き
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東京駅のほど近くにある大手町よみうりホール。読売新聞東京本社ビルの中にあります。2014年3月28日にできたばかりの新しいホール。


ロビーにはCDのジャケットに使われたクリスタルが展示されています。クリスタルが3つも揃うと壮観ですね。ファファファ……あとひとつで世界は私のものに…!


会場内を映したディスプレイ。なんとステージ上には巨大なクリスタルが設置されています!前回のコンサートにはなかったもの。植松さん後で明かしたところによると、「スクウェア・エニックスさんがピアノオペラのために作ってくれたもの」とのこと。今後も使われていくかもしれないですね。クリスタルの中央には大きなスクリーンがついていて、演奏中はそのタイトルにまつわる映像が流れる趣向になっていました。


演奏曲は次のとおり。

第一部
 FF8 Force Your Way
 FF7 花火に消された言葉
 FF9 ハンターチャンス
 FF9 ローズ・オブ・メイ
 FF7 星降る峡谷
 FF8 The Man with the Machine Gun
 FF9 独りじゃない
 FF7 オープニング~爆破ミッション

第二部
 FF8 Ami
 FF4 トロイア国
 FF7 更に闘う者たち
 「大切な人への”今、伝えたい”メッセージ」
 FF8 Liberi Fatali
 FF9 Melodies Of Life
 FF1 メインテーマ
 FF6 妖星乱舞

アンコール(※)
 プレリュード
 ファイナルファンタジー

FF7/8/9にフォーカスされているので、普段のコンサートでなかなか演奏されないような「三番人気」くらいの曲が入っているのがファンには嬉しいところ。

※アンコール曲は公演によって異なり、1日目は「道化師ケフカ」、2日目夜公演は「ビッグブリッヂの死闘」だったそうです。

開演するとまずは植松さんが登場。観客のみんなに挨拶をします。するといきなり「今日一番遠くから来た人は誰?」と会場に話しかけます。えっ…だ、誰だ…!?いきなり無茶ブリされて戸惑う観客。そこに会場後方の方が「イタリア!」と発言。会場「おおおぉーー。」。 わざわざイタリアから来日されるなんて凄いですね!その後「ブラボー係」を選出。

植松:ブラボー係やりたい人!
会場:誰も手を上げない
植松:誰かいないのー?指名になっちゃうよー?
女性:はいっ!ブラボー係やります!

というかんじで、日本人がちょっと苦手な「歓声」を上げる係が任命されましたw。
一連のやりとりで演奏が始まる前に場がなごんで、「みんなでコンサートを作ってる一体感」が生まれた気がします。植松ワールドです。

演奏がはじまると、第一曲目はFF8のボスバトル曲「Force Your Way」。開幕していきなり激しい曲ですよ!スクリーンにには中山さんの手元が映るようになっていたんですが、右に左に激しく動いて連打連打連打!デジタル音楽で作られたたくさんの音色が織り成すオリジナル音源の迫力を、一台のピアノ、一人の人間が上回ってしまうことがあるのかと驚きました。大きなホールの温度が一気に高まったかのようでした。

そんな荒ぶるバトル曲で開幕したコンサートはですが、次の曲は一転。FF7「花火に消された言葉」。エアリスとの思い出がつまった切ない曲です。さっきまでは打楽器として熱いビートを刻んでいたピアノが、今度は情感豊かに歌い始めます。ピアノという楽器の幅広さ、中山さんの力を見せつけられた2曲でした。


コンサートの終盤、面白い企画が行われました。入場前に『あなたが誰かに「今、伝えたいこと」をテーマにメッセージをお書きください!」とメッセージを募っていて、そこで集まったメッセージを中山さんのピアノ演奏をバックに朗読するというもの。
就職活動で苦労している自分から親へ、赤ちゃんを身ごもっている夫婦が赤ちゃんへ、植松さんの音楽を自分の国でも広めたいなどなど、たくさんのメッセージが読まれました。メッセージに合わせて中山さんがFF4「愛のテーマ」やFF7「更に闘う者達」など即興で曲を変えていきます。感動のエピソード、微笑ましいエピソードに会場はほっこりした空気に包まれました。


というかんじで、本当にアットホームで、出演者と観客の一体感がハンパないコンサートでした!コンサートって音楽を聴くだけの一方的なものではなく、観客から出演者へのフィードバックがあってこそのもの。それを実感できる植松さんの演出でしたし、観客もフィードバックする気まんまんの訓練されたFFファンばかりでしたw。最後は観客総立ち。

今回演奏された曲で一番新しいのはFF9の曲。それでも2000年の作品ですから、14年前の曲ということになります。14年経った今でもこうしてコンサートに来るくらいのみなさんなので、人生の傍らには常に植松さんの曲があったのだと思います。そのくらいFFの音楽を愛する人たちが一堂に集まって、愛するFFの音楽を聴く。あー、もう、幸せでした。また行きたい!

ちなみに、今回演奏されたFF7/8/9の曲が収録されているアルバムCD「PIANO OPERA music from FINAL FANTASY 7/8/9」は4月23日に発売されたばかりです。

【PIANO OPERA関連レポート】
・[CD]PIANO OPERA FINAL FANTASY I/II/III
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・[コンサート]PIANO OPERA music from FINAL FANTASY

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20020220 music from FINALFANTASY
TOUR de JAPON music from FINAL FANTASY
VOICES music from FINAL FANTASY
Distant Worlds music from FINAL FANTASY RETURNING HOME
Symphonic Fantasies Tokyo
Distant Worlds music from FINAL FANTASY THE CELEBRATION
Final Symphony Tokyo

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