スクエニが2月16日に開催した学生向けの無料カンファレンスのレポート記事です。次世代ファイナルファンタジーの技術デモ映像である『Agni’s Philosophy』の裏側を学生向けにわかりやすく解説した講演となりました。
ハイエンドのゲーム開発は「アートとサイエンスが融合し、初めてゲームが作られる、という高度な世界」
この言葉は以前にテレビの取材を受けた時に和田社長も言っていました。 ゲームはこれまで人類が積み重ね洗練させてきた音楽や美術に、科学の最先端の成果物である「コンピュータ」を融合した「総合芸術」であるという考え方です。 これをハイレベルに実現させるには、芸術家が高度にコンピュータを使いこなす必要が出てきます。 しかし、1人の人間が芸術の専門家であると同時にコンピュータの専門家でもあるのは非常に難しいことです。そこで、難しいコンピュータの設定をわかりやすい操作でできるようにし、高度な技術の部分を一手に引き受ける環境を整えることで芸術家が簡単にゲーム開発できるようにしようというのが「ゲームエンジン」でありスクエニの「Luminous Studio」であるわけです。 当然、その開発にはゲーム自体の開発よりはるかに高度な技術が要求されます。しかも、芸術家の心を理解する必要もあります。 日本のゲーム業界はこれまでゲームエンジンを軽視してきたために、欧米に遅れを取っているという指摘がよくされていますけれど、こういったカンファレンスを広く開放していくことで業界全体の技術レベルが上がり、日本のゲームが再び世界をリードするきっかけになればいいですね!(ファミ通)
関連:オープンカンファレンス公式サイト
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最近はゲームが課金とかDLCとか資金集めの道具みたいになってるのも一部ではあるから、良いものができたら!