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日記:Surface Goを1か月使ってみたレビュー! この小ささでフルWindows機なの超いい

Surface Goを米国で買って一カ月くらい経った使用感レビューをお届けします!タブレットサイズの小さなボディなのにフルスペックのWindows 10が動いちゃうという興奮の機種です!!

Surface Goの概要

まず最初にざっと概要を説明しますね。「Surface Go」はMicrosoftが8月に発売したタブレット型端末で、OSはWindows 10を搭載しています。iPadと同じ10インチタブレットのサイズでありながら、「PC」として使えるのが大きな特徴です。

スペックはCPUがインテル「Pentium 4415Y」、上位モデルがメモリ8GB/ストレージ128GB、下位モデルメモリ4GB/ストレージ64GBとなっています。ストレージは種類も違っていて、上位モデルはSSDですが下位モデルは低速のeMMCです。価格は日本ではOffice付き¥69,984 (税込)から。米国ではOffice無し399ドルから。

付属品は、本体、充電用ACアダプタのみ。

ペンとキーボード付きカバーは別売りです。充電はこのACアダプタを使わなくとも、USB-typeCコネクタからでも可能です。

本体重量では522ですが、キーボード付きカバーと本体を合わせると800グラム弱になりますので、NECや富士通の超軽量ラップトップと同じくらいの重さです。
(筆者はこれまでNECのLavie Zをモバイル用途に使ってきましたので、重さ的にはあまり進化していない感覚を持っています。)

キーボード付きカバーにはタッチパッドが搭載してあり、ペンは必須じゃないです。

iPadとの大きさ比較

価格的にもライバルとなる9.7インチiPad。大きさは同じくらいです。

っていうか、正面から見ると見分けがつきません。どっちがiPadだっけ…?


正解は、左側がiPadでした!ちなみに、Surfaceはマグネシウム合金ですから、iPadのアルミより高価な素材です。

厚みはSurfaceのほうがあります。

さて、ここからは特徴をご紹介していきます!

変形してタブレットにもノートPCにもなる!

Surface Goの大きな特徴として独自の変形機構があります。タブレットには立てかけ用のスタンドが組み込まれていて、それ単体でも机の上に立てかけることが可能です。

開く部分のヒンジはこのようなかんじ。かなり固くて頑丈です。

さらにキーボード付きカバーをつけると、ノートPCのようにキーボードをがしがし使えます。このカバーはマグネットでくっついているだけですので着脱が簡単。

このように利用シーンにあわせていろんな形に変形できるのが魅力。

小さい!!

これが本機の最大の魅力。とにかく小さいです。本体サイズは245 mm x 175 mm x 8.30 mm。斜めがけのカバンにも入っちゃいます。

完全に無音

普通のノートPCってHDDがついてたり、ファンがついてたりして、何らかの音がするんですけど、本機はHDDもファンも無いので完全に無音です。iPadが無音なのと同じことなのですが、Windows機としてはレアです。

ヒンジ角度調整が無段階にできる

すごくいいです!実際に外でノートPCを使ってみるとわかるのですが、シチュエーションによってディスプレイの角度ってかなり頻繁に調整するものです。膝の上など近いときは浅め、遠いところに置いた時は深めに。iPadなど多くのタブレットのカバーだと、角度が60度に固定されてて不便なんですよ。

よくあるiPadのキーボード付きカバー。画面の傾斜角度は固定。

それに対して本機はこんなでも…

…こんな角度でも!

最大角度は165度。特にペン入力したいときに寝かせられるのが便利です。

意外と、膝の上でも使える

これ、心配していた点でした。見るからに膝の上で使いにくそうですからね。しかし、実際に膝の上に載せてみると、そんなに問題なく使えました。それは、タブレットとキーボードの間の接着が、かなり強力だからだと思います。ここはマグネットによるものなんですが、多少乱暴に扱っても外れることはありません。なので膝の上でも安定しているのかなと思います。

場所に奥行きが必要

これは弱点です。10インチ端末の分際で、15インチノートPC級の奥行きを必要とします。
例えば、15インチのノートPC(Dell XPS15)の上に載せてみます。

前から見ると、全然大きさが違いますよね。しかし、横から見ると。

テーブルに接地している奥行きは、ほぼ同じなんです!15インチノート級の奥行き(約20cm)が必要と覚えておいた方が良いです。

じゃあ、飛行機や新幹線ではどうなの?

奥行きが必要というと、新幹線や飛行機のテーブルで使えるのかどうかが気になります。実は本機のお兄さんである12インチのSurfaceは飛行機や新幹線のテーブルでは使いにくいと評判なんです(使えないわけではない)。では、Surface Goはどうなのか?アメリカ国内線のエコノミー席で使ってみました。こんなかんじ。

American AirlineのE190のエコノミー席。


いけるやん!!はい。使えました。機体によって差はあるとは思いますが。

キーボードは最高!だけどやっぱ小さい

カバー兼キーボードはバッテリ非搭載の簡易的なもので、全然期待してなかったのですが、かなり良いです!さすがわにたわみはありますが、ストロークがそこそこ。間隔が狭いので慣れるまでは誤タイプを誘発しますが、昔10インチレッツノートR3を使っていた筆者としては、まぁ許容範囲。
こればっかりは好みも大きいのでぜひ店頭で触ってみることをオススメします。
それと、簡易キーボードのわりにちゃんとキーライトが内蔵されているのが良いです。暗いところで便利ですし、満足感も高まります。
しかし、あくまで10インチタブレット級のものとしては最上級というだけで、やはり小さい。キーボードを本当に重視するのであれば、12インチ以上のSurfaceなりノートPCなりを選ぶべきだと思います。その分携帯性は犠牲になりますが、そこはトレードオフでしょうね。

顔認証で瞬時にログイン

これ、めっちゃいいです。タブレットなので、普段は閉じてスリープ状態にしておいて、カバーをサッと開いて使い始めたいわけですが、その時にいちいちWindowsのパスワードを入れるのは面倒。SGには顔認証機能がついていますので、開いてすぐに顔が認識されて元画面に復帰します。
まさに紙の手帳の感覚で使えます。
朝から夕方までスリープさせっぱなしにした時のバッテリの減り具合は10%くらいでした。

美しい外観、高い質感

399ドルという低価格だと、プラスチックがメインの安っぽい外観になりがちですが、本機はそこに妥協が感じられません。本体はマグネシウム合金製で、非常に加工精度が高く、Macのように美しいボディです。ロゴも控えめ。持っていて嬉しくなる満足度の高いものに仕上がっています。

ディスプレイの枠がちょっと広い

イマドキのトレンドは狭額縁ですが、これは古典的な幅広サイズ。iPadと同じといえば同じですけど、もう少し頑張ってほしかった気も。
解像度は十分で、3:2の横縦比も、キーボードをメインに使う際に縦方向の視野が広くなって快適です。

性能はそこそこ。メモリ8GBモデルをオススメ

ベンチマークの性能は低いらしいし、ゲームも厳しいらしいですが、そんなことに使わないのでどうでもいいです。8GB/128GBモデルを使っていますが、不満はないです。ご存知の通りChrome様はメモリ食いまくりの暴れん坊ですので下位モデルの4GBでは少し心もとないと思われます。やっぱり8GBモデルがオススメ。

Windows 10 Sモード

Sモードというのは、マイクロソフトのStoreからしかアプリをインストールできない縛りのことです。本機を買って最初につまずくのが、Chromeをインストールしようとして失敗するところ。別記事にまとめましたのでご参考にどうぞ。

microSDカードスロット搭載

外付けストレージ的に容量を拡張するもよし、カードに退避やバックアップするもよし、動画や音楽や写真ファイルを入れて持ち歩くもよし、メインPCやスマホとのデータをやり取りするもよし。何かと便利。これもiPadにはない利点ですね。

ペンでメモやお絵描き

OneNoteというアプリを使っているのですが、キーボードで文字入力しながら、同じページにささっと図をペンで描けるのが超強力。文字入力はキーボードがめっちゃ早いけど、マウスで図を描くのって本当に大変ですよね。そんな時にペンでグワッ!と図と書いて、またキーボードでのメモに復帰。そんな使い方がいいかんじです。

結論:最高のサブ。ただしメインにはなりえない

一か月ほど使ってみた結論としては、最高のサブ機!! だがしかし、やはりメインにはなりえないというところです。
キーボードの小ささ、画面の小ささ、インタフェースの貧弱さという点で不満があり、これを家の机で落ち着いて使うかというとNOです。机の上ではもっと大きな画面、大きなキーボードで使いたくなります。
しかし、ソファの上でさっと使いたいときや、外に出てしまえばこの小ささ、手軽さが大きな武器になります。何より、iPadなどのタブレットと違って、「フルのWindows PCがこの大きさで持ち運べる」という点が強力です。なんつーの、いざとなればなんでもできる感?Photoshop動くよ?Lightroomも動くよ?Visual Studio Codeとかnotepad++もインストールできて、コーディングもできるよ?あー、FGOはプレイできないですね。そういうのはスマホでおやりなさいな。

12インチか10インチか。

上位機種のSurface Proは12.3 インチのディスプレイを搭載し、大きい分だけキーボードもゆとりがあり、不満はかなり解消されます。本格的に文章入力をするという方は選んでもよいかと。メモリ最大16GBという点でも性能に妥協が無く、ビジネスで十二分に戦える機体です。ただし、新幹線や飛行機では厳しいので、あらゆる場所でWindows環境が欲しい!って方は10インチの本機かなー。

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コメント

  • コメント (8)

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    • 匿名
    • 2018年 9月 08日

    やっぱ日本でもOfficeなし版が欲しいなぁ

      • 匿名
      • 2018年 9月 08日

      おま国価格でなければもっと盛り上がってたでしょうね…

    • 匿名
    • 2018年 9月 08日

    AMD搭載機出してくれないかなぁ。

      • 匿名
      • 2018年 9月 08日

      それはいらないw

    • 匿名
    • 2018年 9月 09日

    顔認証はやっぱり中国の監視カメラに勝手に登録されたりしないの?

    • 匿名
    • 2018年 9月 09日

    >顔認証はやっぱり中国の監視カメラに勝手に登録されたりしないの?

    • 匿名
    • 2018年 9月 10日

    この手の商品に重要なバッテリ持続時間の情報はどうなのか

    • 匿名
    • 2018年 9月 16日

    ディスプレイの縁さえ無くなれば、購入したいですね

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