「ものを言う株主」として経営陣に様々な要求を突きつけることで知られる投資ファンドの「3Dインベストメント・パートナーズ」が、スクエニの株式5.47%を保有していることが明らかになりました。現時点でその意図はわかっていませんが、この会社は過去にサッポロなどの株を取得し、不動産子会社分離上場を行うよう提案を行ったりしています。今回、スクエニに対しても同様に収益改善の提案を迫っていく可能性があります。
投資ファンドの3D、スクエニHD株の大量保有を報告 5.47% https://t.co/fgNnion2dp https://t.co/fgNnion2dp
— ロイター (@ReutersJapan) April 28, 2025
他社へ「物言う」様をいくつか見てますが、外からでも言える表層的な内容を小綺麗に語った挙句、社外監査役として個人を推薦するような提案もしていますね。正直胡散臭いです。いくら専門家を揃えようと所詮は株主ですから内情は分からないはずで、まだ経コンの方が頼りになるでしょう(いや、変わらんか?)。第三者を装って実は経営と連携しているなら、何も言うことないですけど。
叩き上げのゲーム開発者も役員を務める日本のゲーム会社の経営は、杓子定規に評価すればツッコミどころはたくさんあるのでしょうが、それゆえの良さ…例えば経営層がゲーム開発状況を正しく認識し、適切な判断を行いやすい面もあるはずです。現経営陣としては下手に振り回されないような対策が必要かもしれないですね。
いちユーザーとしては、出てくるゲームが全てなので究極的にはどうでもいい話ですが、ゲーム以外に余計なリソースを使わ(せ)ないでもらいたいなあと思います。
これってこのシンガポールの物株に物言わせないように株価底上げして相対的に保有比率下げようっていう動きじゃないの?株素人だから適当なことは言えんが
企業価値を最大化することで、経営状況と関わりのない部分について、容赦なく切るとか、不採算部門を畳むことが考えられるわけですね。結果的にムダに見えている価値を見直すということは、その企業が持つブラックスワンを殺してしまう可能性があるでしょう。ところが、このようなアクティビストの要求に応じざるを得ないのも事実で、なぜなら、制度的にファジーだった企業価値について、経営陣は、戦略的な説明が求められています。