スクエニのインサイダー取引事件で金融商品取引法違反の疑いで逮捕された元スクエニ社員の中裕司被告氏に関する裁判で、24日に行われた公判では中容疑者が「事務局のミスで事件に巻き込まれた」と主張していると報じられています。 今回の事件では、ドラクエ開発の発注が下請けの制作会社にいくことを事前に知った中容疑者が、その下請け会社の株を買い、その後、ドラクエのタイトルが発表されるとその制作会社の株が上がり、利益を得たというもの。 実際に、制作会社の株は2020年1月には300円で推移していましたが、スクエニと開発した「ドラゴンクエストタクト」が2020年2月5日に発表されると急騰し、2020年7月には1000円を超える高値をつけています。 このように、一般になっていない社外秘の情報を知って株を買ったことについて、中容疑者は「見る必要のないものを間違って送られたため、インサイダーに巻き込まれた」と主張したとのこと。
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